THE WORST RESTORATION

名画や彫刻が残念な感じに!修復でやらかした事例まとめ。

修復された過去の名画達があられもない姿で復活してしまう事例がたびたびニュースになっているのでまとめてみました。なんだかあの国での失敗事例が多い、、?

修復される絵画たち

西洋の教会に書かれているフレスコ画などが100年程経ってだいぶ劣化してきており,修復作業が行われたりしています.

直接日光を当てなかったり,人が触らなかったりと,

保存環境がしっかりとしているものに関しては綺麗に残っているものもあります.

ただ,教会にあるフレスコ画は人が触れるような位置にあったりするので劣化が早い様です.

価値のあるものも多く,この先も保存して行く事は大事だと思います.

しかし!その修復がとんでもないことになって再び現れることが度々あります.

絵画以外にも修復が失敗した事例もあったりします.なぜこうなったのか..

そんな事例をまとめてみました!

① 「史上最悪の修復劇」サルのキリスト

「サルのキリスト」は2012年のスペイン北東部のボルハという地方の教会で起こった事例です.

記憶に残る,世間の話題をかっさらったものとしてまずこれが上がると思います.

80代のスペイン人の女性が教会に描かれているキリストのフレスコ画を勝手に修復したものです.

[Ecce Homo (この人を見よ)]という名前の絵画ですが,皮肉的にも多くの人に見られる作品となりました.

修復の前後での様相がこちらになります!

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なかなかなデキだと思います.

上を向いていたキリストがこちらを見る様になりました.

ヒゲもキレイにトリミングされて顔全体もぼやぁっとした感じです.

目とかは修復する必要なかったんじゃないかと思いましたが,彼女なりのこだわりがあったはずです.

修復した女性は修復知識は持ち合わせていなかった様です.

これが世界各国でニュースとして取り上げられて話題沸騰!

一気にこの教会は観光地化して何千人もの人が訪れる場所となり,グッズ販売なども行われた様です.

絵を修復した女性も有名になり個展を開いたりしたそうです.

何が起こるかわからないものです.

ちなみに,この修復された絵に関しては未だにこの「サルのキリスト」のままになっています.

市が原状回復しようとしたところ,「このままで良い!」という署名が多く集まったのが理由の様です.

② TINTIN? いいえ,聖ジョージ

2018年6月にまたしてもスペインで悲劇は起こりました.

16世紀に作られた聖ジョージの木製の彫刻が美術教師によって修復されてしまった事例です.

教会側が聖ジョージの清掃を美術教師に依頼したところ,まさかの仕上がりになっていたというものです.

修復の前後での様相がこちらになります!

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TINTIN?

肌ツヤが戻り顔全体に赤みが増しています..

黒目の位置が変わるとイメージが変わりますね.

ちなみにTINTINは日本ではタンタンと呼びます.

ベルギーの漫画で世界的に有名です.「タンタンの冒険」として日本では売られています.

日本にもショップがあり,東京では原宿のキャットストリートから1本奥に入った通りにこじんまりとお店があります.

500年もの間保存されてきた聖ジョージの彫刻がTINTINに一変しました.

適切でない種類の塗料を使用しており,元の塗料の層が失われた可能性がある様です.

聖ジョージ修復業者には処罰も検討されている様で,なかなか笑えない事態です.

TINTINとの比較画像をtwitterで上げている人がいましたので転載です.

絶妙にそっくりでは..!

③ ド派手な聖母子像誕生

2018年9月にまたしても..スペインです! どうなってるスペイン!

スペイン北部アストゥリアス自治州にある小さな村で起こりました.

15世紀に作られた聖母子像の木製の彫刻がタバコ屋を経営する女性によって修復されてしまった事例です.

教会の司祭から許可を得て修復を行ったそうですが,想像できない仕上がりになっています.

修復の前後での様相がこちらになります!

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目が痛い..

色の使い方がなかなか斬新ですね.

聖マリアは青系にショッキングピンクを重ねるという,なかなかのセンスを発揮しています.

抱えられているキリストに関しては黄緑色の服を着ています.

サーカスにでも出るのかな?くらい派手な衣装です.

キレイに色は塗れていると思いますが..

修復を行った女性のコメントが出ていたので転載します.

「私はプロの画家ではないが、これまで楽しく絵画に取り組んできた経験がある。実際、彫刻は塗り直すことが必要だった」と釈明。その上で、「私はベストを尽くした。適切とみられる色で塗ったし、近所の人たちも気に入っている」
Maria Luisa Menendez (マリア・ルイザ・メネンデス)

自信に満ち溢れています.

近所の人たちも気に入っている様です.本当に..?

まとめ

話題になった修復劇はスペインで起きています!

専門業者ではない一般人が修復してしまっているのが原因の様です.

スペイン美術品保存教会(ACRE)は立て続けに起こってうんざりしている様です.

なぜスペイン人はそこまで自分で修復したがるのか..!

まだまだ他にも事例はありそうです.